[実話] お兄ちゃん?~薄れゆく力~

幼少期

JUGEMテーマ:恐い話・不思議・都市伝説・怪談

 

 

当時、私は4歳。

朝から熱を出し、グズっていた。

 

今日はお祖母ちゃんの家に行く予定やったけど、お父さんとお兄ちゃんだけで行っといでと

お母さんがお父さんに話していた。

 

嬉しそうな2つ上の兄・・・・

 

私はお母さんに抱っこされながら、2人を見送った。

 

お昼前・・・・

 

病院に連れていかれ、薬をもらうときに

「2.3日様子を見て、熱が下がらないようなら、また来てくださいね。」

 

「はい。ありがとうございました~。」とお母さん。

 

家に帰ってきたら、ゆっくり寝ときなさいと、タオルをおでこあてながら、お母さんが言った。

 

 

どうにもこうにも…横になっていないと頭がグルグル・・目が回る感じだった。

 

 

夕方になって、汗を拭いてくれるお母さんに、

「誰かおるよ~。男の人がさっきおった」って言った私。

 

 

 

日も沈んでいく中で、私はこの時、なんの根拠もなく言ったのを覚えてる。

 

「熱で幻覚みたんやな~。誰もおらんから、ゆっくり寝なさい。」

 

そっか~なんの根拠もなく、感じたままを言ったって見えてないもんな・・・・・

私はお母さんの言葉を信じ、もう一度眠りにつきました。

 

 

真夜中・・・・・

 

目を開けると、天井から男の人2人の顔と、女の人1人顔が・・・・・

錯覚かと思い、もう一度見直すと、電球の周りに顔が3つ!!!

手が伸びてきた~~~~~~!!!!

 

「ギャ~~~・・・・」泣く泣く私・・・

「どーしたんや~」飛び起きた母。。。

 

私は見た事を、説明しました。

電球の周りに人がおる、その人たちが手を伸ばしてきた・・・(泣)

 

「また、幻覚見たんやなぁ~。大丈夫やから寝なさい・・・」

 

ほら!!って言って天井を指さしても、お母さんには見えておらず・・

私は諦めて、幻覚だと思うようにしました。

 

それから、寝れずに天井の人たちと、目を合わさないようにキョロキョロ。。。。

 

しばらくすると、足元にぼんやり薄い明りのような物が・・・

 

 

「アッ!!!お兄ちゃん(笑) 帰ってきたん?」

私は、怖かったことも忘れ、笑い返してくれたお兄ちゃんを見て寝てしまいました。

 

朝、目が覚めた時、お兄ちゃんはおらず、お母さんに聞いたんです。

「お兄ちゃんは?昨日、夜に帰ってきとったよ」と。

 

「あんたは、また幻覚見たんやね。お兄ちゃんは、お祖母ちゃんとこから、まだ帰ってないよ。」

 

「え~~、ホンマにおってんもん。」

これ以上、言っても聞いてもらえるわけもなく、この時、私はそのまま諦めました。

 

 

 

それから、何年かして、私はあの時の事を忘れておらず、お母さんにもう一度話したんです。

 

あの時のお兄ちゃんは、お兄ちゃんやったけど、お兄ちゃんより少し背が高くて、

でも、お兄ちゃんやってんで!天井に見えてた人も、お兄ちゃんが出てきた時に消えてん。

 

分かるような、分からないような、説明をお母さんにした後、

お母さんは、こう話し始めたんです。

 

「トモとお兄ちゃんは、3人兄弟やったんや。お兄ちゃんの上にもう一人お兄ちゃんがおったんよ。」

 

「え~~。もう一人、お兄ちゃんがおったん?」

 

「お兄ちゃんは、病気で生まれてすぐに、天国いったんよ。」と・・・・・

 

私はこの話を聞いて、納得しました。

お母さんは、なんとなく、この時には、私の感が鋭いことに気付いていたのかもしれません。

 

 

この話は、私が覚えている、一番最初の不思議体験です。

幻覚だったのか、ホントだったのか、今では分かりません。

ただ、あの時、お兄ちゃんが出てきてくれなかったら、私はどうなっていたのか・・・

今では知る由もありません。

 

幼少期

Posted by tonsannan